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日曜版  |  記事

戦争孤児描く映画「わたしの知らない子どもたち」
少年装い生き抜く少女 浮浪児を狩り込み島の施設に収容
国が見捨てても希望は捨てない

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10月16日から全国公開。2時間30分©2026 K2 Pictures・AOI Pro.

西川美和監督の「わたしの知らない子どもたち」が10月16日から全国公開されます。「戦争孤児たちの戦後史研究会」を立ち上げ、資料研究や聞き取り調査を進めている立教大学名誉教授の浅井春夫さんに映画評を寄稿してもらいました。

立教大学名誉教授 浅井春夫
 この映画は戦争の時代のなかでも、人間を信じ、揺れ動くろうそくの明かりのような希望を持ち続ける戦争孤児たちの史実をリアルに描いている。主人公の茅野琴子(小八重葵美=こやえ・あみ)がおとなたちに、人間であり続けることを問いかける姿に、いまという時代の生き方を私たちに迫ってくる。その意味でこの映画は“人間賛歌子ども版”である。西川美和監督が長い準備期間のなかで、その思いを脚本にし、監督として、子どもを大切にするために「わたし」たちが歴史の記憶者となろうというメッセージを世界に届ける映画になると確信する。

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