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日曜版  |  記事

ライター ブレイディみかこさん
日本同様「自己責任」が問われ始めたイギリス
希望は「半径数メートルの相互扶助」

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撮影・武藤奈緒美

時事的エッセー集『それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗』
リアルのつきあいでは誰でも協同できる
 ライターのブレイディみかこさんが、時事的エッセー集『それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗』を出しました。極右の台頭や自己責任論など、国境を超えた危険な潮流とは―。
 金子徹記者

 本書のテーマは「言葉を解きほぐす」。英国在住30年の著者が、自己責任や「リマイグレーション」(移民の送還)など、気になる言葉から時代に切り込みます。
 「イギリスのEU離脱には驚きました。でも、『腐ってもイギリス』だと信じていたし、いずれまともな方へと揺り戻しがあるだろうと思っていたのに、まさか、こんな社会になろうとは」
 イギリスでも自己責任論が広まっていると言います。
 「日本で『自己責任』が言われ出した時は、それに似た言葉はイギリスにはありませんでした。日本独特だと思っていたのに、最近はイギリスでも似た表現を耳にします。いま、イギリスでは若い世代が就職難で『ロストジェネレーション』と言われ始めています。特にコロナ禍でメンタルを病み、きちんとケアされなかった若者が就職難になっている。日本の就職氷河期と似ています」
「ニート(若年無業者)」という言葉も浮上し社会問題に。

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