イラン攻撃に使われた米パランティア社のAI指揮統制システム「メイブン・スマート・システム」の操作画面を見つめる米陸軍兵=2月20日、米バージニア州(米軍ウェブサイトから)
AI(人工知能)の開発・能力向上が急速に進み、人間の制御を離れて暴走する事態となっています。AIの管理・規制を求める声が世界で高まるなか、日本共産党国会議員団は1日、「AI開発競争がもたらす危険から国民と人間社会を守るために、日本政府がただちに行動を起こす」よう政府に申し入れました。
最先端を行く米国企業のAIモデルが、勝手に他社にサイバー攻撃をしかけるなどの問題が続出。米国、中国といった「AI大国」の開発競争のなか、フィンランドとノルウェーが最先端AIを人間の管理下に置くことをよびかけています。国連のグテレス事務総長はこれを「歓迎」し、29カ国の首脳らが賛同しています。(9月30日時点)
AI利用で雇用破壊や労働強化の危険もありますが、なかでももっとも重大なのは軍事利用です。人間の判断を超えた攻撃と殺りく、さらには指揮系統や核兵器の運用にAIが組み込まれることで、核戦争が引き起こされる危険すらあります。
ところが高市早苗首相は、臨時国会の所信表明演説(5日)で、AIの深刻なリスクにふれず、「開発促進や徹底活用」を強調するばかりです。防衛省は「もはやAI抜きに今後の安全保障の確立は考えられない時代」だとして軍事利用を推進しています。
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