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日曜版  |  記事

金平茂紀のメディア日誌
遅きに失した簗農水相の辞任
問われるのは首相の「資質」

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更迭された簗(やな)和生・前農水相。2月の衆院選で自分を支持しなかった二つの地元自治体首長を狙い撃ちし、道路予算をカットしたと支持者の前で公然と語った。言語道断だ。実際に道路予算がカットされていた。「働きかけはなかった」と国交省は釈明していたが、じゃあ何で予算を削ったのか? その作業を実行した国交省の官吏たちがいる。内部通報してはいかがか。その時、あなたは上司から何を言われてどうやってカットした予算案の数字をキーボードで打ち込んだのか。それを理不尽だと思ったのか思わなかったのか。
 簗氏は旧安倍派のいわゆる裏金議員だ。それを高市首相はあえて内閣改造の「目玉人材」として入閣させた。選挙運動の応援に駆けつけ「私の大事な簗ちゃん」「簗ちゃんは私の知恵袋」と持ち上げた。高市首相のやったことは、任命責任とかいう大層な言葉以前の、企業の入社試験のエントリーシートの美辞麗句をみて(アンケートを精査したとのこと)、自分のお気に入りをコネ入社させた企業の人事担当者みたいなものだ。10月13日の衆議院予算委員会審議。高市首相が、断末魔の簗氏の言動について、それまでの擁護姿勢を一転させ「不適切でダサい」と答弁していた。一瞬耳を疑った。ダサい?こんな表現を首相が使ったことに僕は軽いめまいを覚えた。国会の議事録に記載されるのだろうか。「ダサい」の表記はカタカナ混じりか?

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