大リーグデビューとなったツインズ戦で好返球を披露するホワイトソックスの西田陸浮外野手=5月25日、シカゴ(時事)
ひときわ異彩を放つ日本人大リーガーの登場です。ホワイトソックス傘下の西田陸浮(りくう)外野手(25)は5月に大リーグ昇格を果たし、走攻守で躍動しました。日本のプロ野球を経由しない“下積み”からの成功物語を追い求める開拓者に話を聞きました。
勝又秀人記者
デビュー戦は鮮烈でした。5月25日のツインズ戦に、イチローさんがつけた背番号「51」を背負って先発出場。右翼手として、二回に右前安打で本塁を狙った二塁走者を好返球でアウトにしました。打席では持ち味の俊足で相手野手を慌てさせて、初安打も記録しました。
前日、傘下のマイナー・3Aで試合を終えた直後に昇格を言い渡され、長距離移動で慌ただしくのぞんだ初舞台は「眠かった」と振り返ります。それでもイチローさんの「レーザービーム」をほうふつとさせる正確で素早い送球や快足を披露し、観客は大喝采でした。
身長168センチと、小柄な体格でも気後れなし。「不利な面はあるかもしれないけど、道具を使うスポーツ。工夫できるかどうかだと思います」
めまぐるしい1年でした。3Aの下部にあたる2Aから始まり、3Aを経て5月と8月に大リーグ昇格。12試合に出場し、打率2割4分1厘、2打点、3得点。3Aでは安打数、打率、盗塁数、得点、出塁率でチーム1位でした。本職の二塁以外に、外野の全てで起用されました。9月末からの大リーグプレーオフで再昇格し、仲間を鼓舞しました。
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