イラスト・黒須高嶺
「せんせ~、肩もんでくれ~」と言って保健室にやってくるマサヒロは、多動でじっとしていることが苦手です。1年生の時から授業サボり、器物破損などで先生方の手を焼かせてきました。でも、家では厳しい父親にベルトでたたかれていることを「マサヒロも大変なんだよ」と保育園から一緒のクラスメートがこっそり教えてくれました。
私の手の下で肩がほろほろとほぐれ、貧乏揺すりも止まります。「授業サボりてぇなぁ」「3年生にもなってそんなこと言って」「3年生だから言ってんじゃん。しゃ~ないから行くかぁ!ありがとうございました~」。しっかり会釈して教室に戻っていきます。
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