太平洋クロマグロの漁獲枠が拡大されます。
マグロ類の国際会議であるWCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)北小委員会とIATTC(全米熱帯まぐろ類委員会)の8月の合同作業部会で、2027~28年の太平洋クロマグロ漁獲枠を大型魚(30キログラム以上)は25%増、小型魚(30キログラム以下)は6%減とすることで合意しました。日本・韓国・台湾などの国別漁獲枠は、WCPFCの北小委員会を経て12月の年次会合で決めます。今後は日本国内での大規模漁業と沿岸小規模漁業との漁獲枠配分が焦点です。北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)の資源評価によれば、親魚資源量は10年に歴史的最低水準の1万2千トンにまで低下しました。(図)
将来の資源低下を不安視したWCPFCは14年の年次会合で、親魚資源量を25年までに4・3万トンにする「暫定回復目標」と、35年までに12・5万トンにする「回復目標」を立てました。そのために小型魚の漁獲量を02~04年平均から50%削減し、15年から漁獲上限枠を定める漁獲可能量(TAC)管理への移行に合意し、日本政府は18年にTAC法を制定し、罰則を伴う公的漁獲量規制に踏み出したのです。
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