19歳でクライバーン・コンクール最年少入賞、2016年リスト・コンクール優勝、21年エリザベート・コンクール入賞と輝かしいコンクール歴を誇り、常にそのレパートリーの中心にリストの作品を置いている阪田知樹が、リスト・コンクール10年を記念してリストのアルバムをリリースした。「ラ・カンパネッラ」から幕開けし、ロ短調ソナタ、「ペトラルカのソネット」、「鬼火」、「愛の夢」など、まさにリストの多種多様な面を備えた構成となっている。演奏はリストの内面に迫る熟成と創造性と洞察力に満ちあふれ、テクニックを前面に押し出すことなく、リストの響きの多彩さ、物語性、情感の豊かさに肉薄するピアニズムである。
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