藤原書店・2750円(税込み)
戦後80年、いまだ日本は米軍「占領」下ではないのか。そう考えざるをえない実態が、本書の粘り強い精緻な調査報道から浮かび上がる。
新宿や六本木など都心の高層ビル群を縫って超低空の危険な飛行を繰り返す米軍ヘリ、首都圏の住宅密集地の上で低空飛行訓練を続ける米軍のオスプレイや輸送機。航空法の最低安全高度を無視し、墜落・ビル衝突事故のリスクと騒音被害を伴うこれら米軍機の勝手放題の飛行実態を、著者ら毎日新聞取材班の記者たちは、衝撃的な映像記録を積み重ねて告発する。
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