不破哲三さんは70年代以降、日本の政界で大きな存在感を発揮しました。
国会で歴代総理と対峙(たいじ)した時も終始穏やかで、激高せず、絶えず冷静に論理的に詰めていく。そんなことができた政治家はほかにはいませんでした。
そこで、日本共産党の中心にいる人が見る「もう一つの戦後政治史」を聞いてみたいと思いました。今から21年前の2005年、不破さんが議長だったときです。延べ15時間に及ぶインタビューをする機会を得て、『私の戦後六〇年 日本共産党議長の証言』(新潮社)にまとめました。
日本の戦後史というのは、自民党側、政権側から眺めたものが大半です。しかし、不破さんが語る戦後史というのは、それと全く違う視点でした。
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