政治資金パーティーで壇上に立つ高市氏(左端)。統一協会の関連団体「世界平和連合奈良県連合会」がこのパーティーのパーティー券を4万円分購入していました=19年3月、高市氏の公式サイトから(画像は一部加工)
総選挙で急浮上した、高市早苗首相と統一協会(世界平和統一家庭連合)との癒着の隠ぺい疑惑。高市事務所が統一協会関連団体による政治資金パーティー券購入を隠ぺいしていたことを暴いた日曜版の3年半前のスクープが大注目されています。それでもコメントを拒否し、逃げ切る姿勢の高市首相。編集部は新たに、高市事務所の内部文書を入手しました。パーティー券購入にとどまらない、統一協会側との親密な関係をうかがわせる数々の記載。教団関係者が高市氏支援団体を作っていた重大疑惑も編集部の取材で浮上しました。高市首相の説明責任が問われます。
高市早苗首相はこれまで統一協会側との接点について「選挙応援無し。行事出席無し。金銭のやり取り無し。祝電も当事務所が手配した記録は無しでした」(X、2022年8月14日)と否定。自民党による所属議員の教団との接点についての調査結果(22年9月)にも高市氏の名前はありませんでした。メディアのアンケート調査でも高市氏は教団との接点を否定していました。
本紙報道裏付け
『週刊文春』(2月5日号)は、高市事務所の政治資金パーティー券購入者について記した内部資料を入手したとして▽19年3月17日に開かれた高市氏のパーティーで「世界平和連合奈良県連合会」がパー券を2万円ずつ計4万円購入▽12年6月9日のパーティーでも、「世界平和連合」を紹介者として、教団関係者のA氏ら3人が2万円ずつ計6万円分を購入。教団側が計10万円分のパー券を購入していたことを高市氏が隠ぺいしていた―などと報じました。日曜版編集部も同じ内部資料を入手し、記載内容を確認。教団側の19年の購入額や入金時期は、3年半前に編集部が関係者の証言を得て、前出の教団関係者A氏を直撃取材するなどして報じたスクープ(22年9月25日号)の内容を完全に裏付けるものでした。
日曜版報道について高市氏は当時、記者会見で「指摘の団体からの振り込み、領収書を切った記録もなかった」「厳重に抗議した」と発言していました。虚偽の発言で、教団との関係を隠ぺいしていたとすれば重大です。
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