イアモールド(リオネット補聴器提供)
済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科主任診療科長・聴覚センター長 新田清一さん
―聞こえのトレーニングとはどのようなことをするのですか?
前回紹介したように補聴器を初めて着けると「なんだかうるさい」と感じる人は少なくありません。難聴の期間が長いほど脳は静かな状態に慣れてしまっているためです。聞き取りに十分な音量でも聞き続けられる脳へと変化させるために、補聴器の音量をはじめは目標の7割程度から始めて、繰り返し調整しながら、段階的に上げていきます。
トレーニングしていくうえで大切なことは、補聴器を朝起きてから夜寝る前まで一日中ずっと着けっ放しにすることです。はじめは音がつらく感じることがありますが、着け続けることで脳は少しずつ順応していきます。
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