撮影・石塚康之
相撲・音楽ライターとしても知られる和田靜香さんが新著『中高年シングル女性―ひとりで暮らすわたしたちのこと』を出しました。自身もシングルで、60歳を迎えました。自身のことや、取材の中で見えてきた中高年シングル女性の実態を聞きました。
菅原久仁栄記者
本書は、40歳以上の単身女性(独身、離婚、死別、非婚や未婚の母など)30人にインタビューしたものです。岩波新書のベストセラーにもなっています。
「それだけ苦しい思いをしているシングル女性がいっぱいいるということだと思います。私自身も、フリーランスの仕事だけでは生活できず、コンビニなどのアルバイトを掛け持ちしていました。貧乏なのは自分のせいだと思っていました。『(一人で)かわいそう』と言われ、何度も傷つきました」
「社会に問題」知るすべなく
そんな心境を本書ではこう書いています。
〈当時は中高年シングル女性には何ら支援体制がないとか、女性がひとりで働いて生きることを想定されていない社会構造に問題があるとか、気が付いていなかった。知る術(すべ)がなかったのだ〉
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