がんなど重い病気で医療費が高くなる患者の負担額に上限を設ける高額療養費制度。自民党政権は昨年の通常国会に上限額を引き上げる案を出しましたが、国民の厳しい批判を受け“凍結”に追い込まれました。ところが高市政権は、今年8月から段階的に上限額を引き上げる新たな案を提出。反対の声が大きく広がっています。
川田博子記者
上限額引き上げは今年8月と来年8月の2段階で実施。年収約650万~約770万円の場合、ひと月の負担上限額は約1・4倍に増えます。(表)
新たに年間の負担上限額を設けるなどの改善もありますが、高額療養費制度の利用者の少なくとも7割が負担増です。
開業医の6割が加入する全国保険医団体連合会(保団連)が呼びかけた上限額引き上げ撤回を求めるオンライン署名は25万人を超え、厚生労働省に提出(2月19日)。太田光代さん(芸能事務所社長)、川上未映子さん(作家)、犬山紙子さん(コラムニスト)、東ちづるさん(俳優)、山西惇さん(俳優)、宍戸開さん(俳優)、松尾潔さん(音楽プロデューサー)、畠山理仁さん(作家)ら著名人も署名に賛同し、SNSで拡散しています。
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