撮影・石塚康之
「撮影の間、ずっと意識していたのは、笑おう、ということでした」
夜ドラ「ラジオスター」で、ラジオ開局の発起人・松本功介を演じます。
地震と豪雨で田んぼを失った農家の功介は、奥能登を元気づけるにはラジオしかない、と開局に奔走します。集まったのは、大阪からボランティアで来た柊カナデ(福地桃子=主演)と地元の小野さくら(常盤貴子)ら、番組作りの素人ばかり。彼はただ一つ、「笑いを届ける」ことをメンバーに課します。
それは自身の思いと重なりました。そう感じさせてくれたのは、収録前に出会った能登の人たちでした。
「みんな笑っているんです。ある人は『うちなんか、ぺしゃんこだよ。影も形もない。でもさ、笑っていた方がいいよね』と。立ち上がれないだろう、と思うような人が笑顔でいる。災害に遭っていない自分が笑いを忘れていたりする。俺、何してるんだろう、と。勇気をもらいました」
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