風を受けてまさに揚がろうとする八間凧。過去には6時間以上揚がり続けたことも(相模の大凧文化保存会提供)
そんなに大きな凧(たこ)がうまく揚がるのだろうか。初めはそう思いました。一体どうやって作るのだろうとも。
神奈川県相模原市で毎年5月4日・5日に開催される「相模の大凧まつり」は、大きな凧を揚げて子どもの誕生を祝ったのが始まりです。やがて豊作も願う地域的なものとなりました。江戸後期の天保年間(1830~44年)から行われ、約200年受け継がれてきた行事です。
当初はそれほど大きな凧ではありませんでしたが、明治の中ごろから次第に大型化。現在では、14・5メートル四方の八間(はちけん)凧という巨大な凧が作られていて、毎年揚げているものとしては日本一の大凧とのことです。ほかにも11・2メートル四方または10・9メートル四方の六間凧や、9・9メートル四方の五・五間凧などがあり、大凧ぞろいです。
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