イラスト・黒須高嶺
「○○保育園はキャラクター物は禁止なんだって。うっかりミッキーの服とか着せてったら玄関で帰されちゃったりするのかな…?」。卒業生のナミが長男の保育園入園の時、笑いながら、でも半分本気で心配している表情で言ってきたことがありました。
私は「ごめんね。高校の生徒指導のトラウマだね」と言って笑いながら、でも100%本気で謝りました。服装違反で再登校をさせられてきた高校時代。保育園でも“いったん帰宅”を命じられるのでは、と冗談のような不安を口にします。ナミの中に「その姿ではここにいられない」という“声”が深く根を下ろしていることに気づかされます。
「ナミにとって高校ってどんな場所だった?」と聞いてみました。「…逃げ場」「家にいるより安心できる時もあって…携帯止められても友だちが近くにいるのはいいなぁって…うぜぇ先生もいたけど好きな先生もいて」
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