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日曜版  |  記事

憲法今、言いたい 音楽評論家、作詞家 湯川れい子さん
長兄が戦地に赴く前に残した言葉
「宵の明星がお兄ちゃまだよ」

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1面のつづき
 終戦の翌日、母から自害の作法を教わった、と話します。
 「アメリカ兵から辱めを受けることがあったら、私と一緒に自害しなさい、と、母に言われました。私は当時9歳で、辱めの意味すらわかっていませんでした」
 この2月、X(旧ツイッター)で湯川さんが戦争の悲惨さを発信したところ、一部のユーザーから「(9歳なら)戦争を体験していない」との投稿があり、湯川さんは「寝ぼけたことを言わないでください」と反論しました。
 「私をかわいがってくれた職業軍人の父は、薬がなかったために急性肺炎で戦病死しました。大好きだった18歳上の長兄は、大学卒業と同時に徴兵され、フィリピンで戦死しました。嫌というほど戦争を体験しています」
 長兄のことでは忘れられない記憶があります。戦地に赴く前、最後の休暇に家に戻って防空壕(ごう)を作ってくれました。6歳だった湯川さんを抱き上げた兄は、宵(よい)の明星を指さして、「覚えていてね。あれが兄ちゃまだからね」と言いました。
 「それが兄と私の最後の会話になりました。だから今でも宵の明星は、私にとっては兄です」

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