撮影・石塚康之
一体、幾つの顔を持っているのか。その変幻自在ぶりに舌を巻きます。
中でも堤幸彦監督の映画「ミステリー・アリーナ」(写真①、原作/深水黎一郎=れいいちろう)の樺山桃太郎役は一見、誰か分からないほど―。
「それが俳優の醍醐味(だいごみ)ですよ」
舞台は、国民が熱狂する生放送の推理クイズ番組。予選会を勝ち上がった一子(芦田愛菜)らが賞金100億円をかけて殺人事件の謎解きに挑みます。ハイテンションで解答者をあおるのは怪しさいっぱいの司会者・樺山(唐沢)。不正解者には、恐ろしいリスクが待っていて…。
「原作を読んで『こいつとんでもない男だな』と思いました。中途半端に僕がやると面白くなくなっちゃう。芦田愛菜さんとの対決の図式が出ないので、やるならとことんやらないと。“捨て身の攻撃”です」
頭髪をアフロにすることは自ら提案しました。堤監督は「その瞬間、全てのビジュアルが降ってきた」と息がぴったり。映画「20世紀少年」シリーズ(2008~09年)以来の最強タッグです。
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