夫をがんで亡くし、自身も治療中の轟浩美さん
自分や大切な人が体調が悪くなると、人は不安になります。そこにつけ込むように現れるのが、根拠のない医療情報。誰もが発信できる時代、正確でない情報はちまたにあふれています。そんな情報は患者や家族を惑わし、時には健康被害を与えることさえあります。
不確かな情報にふりまわされず、どう病気と向き合うかを考えるヒントを届けます。
まずはがん治療に焦点を当て、夫の哲也さんをスキルス胃がんで亡くした遺族で、自身もステージ4の胆のうがんを治療中の轟(とどろき)浩美さん(64)にお話を聞きました。
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哲也さんが2013年にスキルス胃がんと診断された時、周囲から山のように送られたのは、モズクなど海藻の粘り成分である「フコイダン」でした。
「全ての民間療法に関わる前提ですが、『天然素材』や『植物由来』は体に良いと思われています。多くの人は健康になりたい時、野菜をたくさん食べたり、玄米を食べたりしますよね。そのイメージとピッタリ合うんです」
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