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日曜版  |  記事

新著『年とる力』 エッセイスト 阿川佐和子さん
あれも食べたい、これも食べたい。
「この道一筋」もいいけど新しいことも無理と決めずやっちゃおう

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文藝春秋提供

対談、司会、小説執筆など、多方面で活躍するエッセイストの阿川佐和子さんが新著『年とる力』を出しました。楽しく年を重ねるヒントとは―。
 金子徹記者

 『年とる力』(文春新書・1045円)は、ミリオンセラーとなった『聞く力 心を開く35のヒント』をはじめとする「力」シリーズの最新刊です。「力」シリーズは累計237万部を超えました。

70代は「まだ若い」
 「われながら次々に本を出しますね。タイトルに『力』さえつければいいと思ってる(笑い)。だから友だちにいわれたの。『こうなりゃ「力」つきるまで』って。こっちはすっかり水分がなくなって、骨と皮しか残ってないのに(笑い)」
 今回は「老い」がテーマです。
 「最初は戸惑いました。確かに私も年をとったけれど、まわりには80、90を過ぎてお元気な方がたくさんいらっしゃる。そういう方々をさしおいて、70を少し超えたからといってエラソーにモノをいえるのかと」
 映画監督の市川崑さんの取材体験を思い出したそうです。
 「監督は90歳くらいだったかしら。私の父(作家の阿川弘之さん)が何かを受賞したことにふれられ、『お父さん、賞をとったんだってねえ。お若いのに偉いねえ』と。父は当時70を超えていたので笑ってしまったけれど、そうか、90の人には70代は『若い』のかと。そんな経験もあり、筆が鈍る。何を書けば説得力があるか考えました」

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