「奈良の会」の設立準備会には高市氏本人も参加していました=2022年12月、高市氏の公式サイトから(画像は一部加工)
高市早苗首相の支援を掲げ、首相自身も設立準備会に参加していた「高市早苗議員を内閣総理大臣にする奈良の会」(現、「高市早苗総理大臣を熱烈に応援する会」。以下、「奈良の会」)。同会の政治資金規正法違反疑惑を隠ぺいするために、同会と関係の深い別の政治団体「奈良早志会」が政治資金収支報告書に虚偽の訂正をした疑いがあることが日曜版編集部の取材でわかりました。虚偽訂正を裏付ける“決定的証拠”を編集部は入手。高市首相も深く関わった政治団体をめぐる前代未聞の重大疑惑です。
「奈良の会」 政治団体届け前に寄付受領
「奈良の会」の政治資金規正法違反の疑いは、『週刊現代』(8月3日号、7月21日発売)でジャーナリストの河野嘉誠(かわの・よしのぶ)氏が指摘したものです。
「奈良の会」が奈良県選挙管理委員会に政治団体の設立の届け出をしたのは2026年4月13日。しかし届け出前の23年と25年に5件計約210万円超の寄付を「奈良の会」と同じ所在地にある政治団体「奈良早志会」(今年1月31日に解散)から受けとっていたと報じました。
政治資金規正法第8条は、政治団体が設立を届け出る前に政治活動のために寄付を受けたり、支出したりすることを禁じています。
同誌発売直後の7月24日、「奈良早志会」の会計責任者K氏が突如、同会の収支報告書を大幅に訂正しました。
K氏は「奈良早志会」の収支報告書に記載していた、23年と25年の「奈良の会」への寄付の全てを削除。「奈良の会」が政治団体設立を届け出る前に「奈良早志会」から寄付を受けていたという規正法違反の“証拠”を葬ろうとしたのです。
このほか、22年~26年分の支出について加筆訂正しています。その結果、「奈良早志会」の22年分から26年分の収支報告書は、当初の記載が跡形もなくなりました。前代未聞の大量訂正。問題はその訂正が真実なのか、です。
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