沖縄県知事選(9月13日投開票)で自民党などが推す古謝玄太候補の“金庫番”に「政治とカネ」の重大疑惑が浮上しました。自民党沖縄県連の事務局長代行で、古謝氏の選挙母体の会計責任者を務める人物が、政治資金収支報告書に虚偽の訂正をし、“違法の証拠”である領収書を“合法の領収書”に差し替えた疑いがあることが日曜版編集部の取材でわかりました。事実であれば、古謝候補、自民党県連の責任が問われます。
発端は日曜版(8月23日号)報道です。2022年の前回県知事選で自民党が推薦した佐喜真淳氏(現・宜野湾市長)の選挙母体「経済・危機突破県民の会」(以下、「県民の会」)。沖縄県選挙管理委員会に政治団体の設立を届け出た22年8月2日よりも前の同7月22日に自民党県連から50万円の寄付を受け、同8月1日に佐喜真氏個人に1200万円を支出した、と収支報告書に記載していました。政治資金規正法第8条は、政治団体が設立を届け出る前に政治活動のために寄付を受けたり支出したりすることを禁じており、規正法違反の疑いがあります。
しかも「県民の会」が同年8月1日に佐喜真氏に1200万円を支出した時点で、同会には同額を支出できる手持ち資金がなく、支出の原資が「裏金」である疑惑も浮上しました。
疑惑を報じた日曜版電子版が8月19日に配信された翌日の同20日、自民党県連と「県民の会」は22年分の収支報告書を訂正。自民党県連による50万円の寄付の日付を22年7月22日から届出後の同8月2日に、「県民の会」は佐喜真氏に1200万円を支出した日付を同8月1日から届出後の同11日に書き換えました。
訂正の際、自民党県連と「県民の会」は、金銭のやり取りの証拠として県選管に提出していた領収書の写しを、新たな領収書に差し替えました。
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