“時の人”赤根智子・国際刑事裁判所(ICC)所長が、米国やロシアの圧力に抗し、「国際的な法秩序の守り手」であるICCの存在意義と活動の実態について語った本です。昨年6月に発行されました。トランプ米政権が8月に赤根さんを制裁対象に加えてから改めて注目され、増刷を重ねています。
ICCが発足したのは24年前。国連の1機関として国家間紛争を扱う国際司法裁判所(ICJ)と違い、ジェノサイド(集団殺害)犯罪や戦争犯罪など四つの犯罪を犯した個人を裁く独立の裁判所です。日本人には遠い存在だったICC。米国の「戦争の自由」の足かせとなるICCを抹殺したいトランプ政権の攻撃により、逆にその存在が広く知られることになりました。
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