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日曜版  |  記事

健康らいふ 睡眠時無呼吸症候群(4)
「眠れる環境」守るため

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段ボールのベッドと間仕切りが入った体育館の避難所=2024年3月31日、石川県能登町松波

くわみず病院院長 池上あずささん
 「よく眠るためには何をすればよいですか」と外来や講演会で聞かれることがあります。規則正しい生活や適度な運動、寝る前のインターネットやスマートフォンの使用を控えることなどはもちろん大切です。
 しかし、睡眠は個人の努力だけで守れるものではありません。私たちは安心できる家があり、静かな夜があり、明日も普段どおりの生活が送れるという安心感の中で眠っています。ところが、その当たり前が失われると、人はたちまち眠れなくなります。

災害の場面でも
 2026年7月28日、熊本は再び大きな地震に見舞われました。避難所では床に毛布を敷いた「雑魚寝」が続き、車中泊を余儀なくされる人も少なくありません。余震への不安、暑さ、騒音、トイレ不足などが重なり、十分な睡眠を取ることは容易ではありません。
 10年前の熊本地震では、建物の倒壊などによる直接死よりも、避難生活の中で体調を崩して亡くなった「災害関連死」の方が約4倍と、はるかに多くなりました。
 能登半島地震でも同じ状況がありました。睡眠不足そのものが直接の原因ではなくても、睡眠が妨げられることで疲労が蓄積し、脱水や高血圧、感染症、せん妄などさまざまな健康障害を招き、命に影響することがあります。

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