参加者の質問に答える志位和夫議長=8月23日、京都市下京区
京都市で行われた「『資本論』講座」(8月23日、日本共産党京都府委員会、党府労働者後援会、民青同盟府委員会共催)。日本共産党の志位和夫議長のケア労働についての発言が「胸に響いた」「うれしい気持ちになった」など、ケア労働者から大きな反響を呼んでいます。発言のポイントを紹介します。(発言は「赤旗」日刊紙9月3日付、党ウェブサイトにパンフレット版下を掲載)
ケア労働者も、他の労働者と同様に搾取されている
ケア労働者に対する搾取も他の労働者と同じように行われています。ケア労働は多くの場合、国家が賃金の水準を決めています。ですから日本では、資本家階級を代表する国家による搾取が行われていることになります。
搾取の仕組みは同じです。労働者が自分と子どもの生活維持に必要な衣食住など生活必需品の価値をつくりだす「必要労働時間」を超える「剰余労働時間」は、どんな職種であれ搾取されている時間になります。
マルクス『資本論』の「労働過程」論を手がかりにして
ケア労働の本質は何か、製造業など他の労働とどこが違うのか―。手がかりはマルクス『資本論』の「労働過程」論(第一部の第五章第一節)です。
マルクスは、人間の労働の素晴らしさを(1)人間が地球上で自然と交流しながら生きてゆく絶対条件=物質代謝を担う活動(2)人間の目的を自然のなかに実現してゆく高度な人間活動(3)人間という自然=頭脳や肉体を発展させるきわめて人間的な活動―と明らかにしています。
「労働過程」は三つの要素から構成されています。一つは、頭を働かせたり手足を動かしたりする「労働そのもの」です。二つ目は、何を対象に行われるのか、どんな対象に働きかけるのかという「労働の対象」です。三つ目は、いろいろな道具や機械などを使う「労働の手段」です。(『新版 資本論』②311ページ)
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