AI(人工知能)の開発競争がもたらす危険から国民と人間社会をまもるためにただちに行動を―。日本共産党国会議員団は1日、政府に申し入れを行いました。
申し入れでは、AIが暮らしと社会の発展に貢献する可能性がある一方、その急速な発展と普及は人間社会に「二つの重大な危険」をもたらしつつあると指摘しました。
第一は、人間の制御を離れて暴走する危険がある最先端AIが、人間社会に破滅的打撃をもたらしかねないリスクです。
すでに、AIが人間の制御を離れ、サイバー攻撃を行う事例などがあります。最先端AIの開発を進める米国のAI企業の経営責任者自身が、制御不能に陥る危険を警告し、開発の抑制、国家による規制の強化、国際的な監視の枠組みづくりの必要性を訴えています。
第二は、巨大企業がAIを利用することで、経済、雇用・労働、人権、環境にもたらすリスクです。
AIは本来、労働時間の短縮など人間の労働を改善するために活用すべきですが、大企業がAIによるコストカットを優先すれば、「AIリストラ・不況」になりかねません。プライバシーや著作権の侵害、ディープフェイク(AI作成の偽画像など)、データセンターによる環境破壊など、負の影響が深刻です。
申し入れでは、AIの無秩序な開発・利用が国民の暮らしと経済、人間社会へのかつてない規模のリスクをもたらしかねないとして、「これを回避するために、政治が責任を果たし、早急に行動する」よう求めました。
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