わが国の関西オーケストラ界において、常に重要な役割を果たしている大阪フィルハーモニー交響楽団。その大フィルが首席指揮者をつとめている尾高忠明とのコンビで、新たに「ベートーヴェン・チクルス」に取り組むこととなった。今回、その第1弾のレコーディングがリリースされたので、早速ご紹介したいと思う。
ここに収録されているのは、ベートーヴェンが作曲した交響曲第1番と第2番の2曲。いずれの曲も、その後「交響曲作曲家(シンフォニスト)」として輝かしい足跡を残していくこととなる作曲者の、まだ若々しい情熱がみなぎる作品である。
一覧へ戻る