
日本初となる世界選手権団体総合金メダルの獲得に貢献した鈴木歩佳選手=岐阜県安八町のOKB体操アリーナ
初心に戻り、楽しく踊ろう
流行歌や恋バナで距離を縮めてチームづくり
どん底からの快挙でした。新体操日本代表のキャプテン、鈴木歩佳(あゆか)選手(26)は、チームを史上初の世界選手権団体総合金メダルに導きました。昨夏のパリ五輪出場を逃した失意を乗り越え、「引退せずに続けてきてよかった」と振り返ります。その胸中は―。
勝又秀人記者
演技を終えた直後、鈴木選手は感極まってマットにキスしました。「やり切れたと思えて、感謝やいろんな思いがこみ上げました」
ブラジルのリオデジャネイロで8月下旬に開かれた世界選手権。2種目の合計得点を競う団体総合で、日本は最初のリボンで3位につけました。続くボール・フープで1位となり、優勝。リボンは芸術点でトップ、ほぼノーミスだったボール・フープは出来栄え点が首位でした。団体種目別のリボンで銀メダルも手にしました。
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