
高橋エミさん(撮影・後藤淳)
自分の存在する意味問い続けた 私は生まれてこないといけなかった
高橋エミさんは来年、歌手デビュー50年を迎えます。1947年、進駐軍の黒人米兵と日本人女性の間に生まれたエミさん。12歳で今井正監督の映画「キクとイサム」の主人公を演じ、その後、歌手として生きてきました。21日のコンサートを前に、「歌うことでみなさんに感謝をしたい」と話す高橋さんに思いを聞きました。
板倉三枝記者
エネルギッシュで朗らか。天真らんまんなキクが、そのまま大人になったような人柄です。町の人からは「エミちゃん」と呼ばれ、全国に「エミの会」の会員がいます。
「コンサートには大阪とか九州とか、皆さん、遠くから来てくれるの。『行かれないけど、これ食べてください』って地方から玉ネギやジャガイモを送ってくれたりね。ありがたいです。『キクとイサム』を見た人が圧倒的に多いのね。『赤旗』を見て来てくれる人もたくさんいるわよ」
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