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日曜版  |  記事

戦後の沖縄描いた『宝島』に連なる6編
新作『英雄の輪』 作家 真藤順丈さん
分断広がる世界で手をつなぐ

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撮影・武藤奈緒美

作家の真藤順丈さんが短編集『英雄の輪』を出しました。「熱量の作家」の沖縄に対する思いとは―。
 金子徹記者

 新刊『英雄の輪』は、戦後沖縄を活写した長編『宝島』(2018年)に連なる作品集です。
 「僕の小説は『すごい熱量ですね』と言われます。『宝島』などの巨編は太平洋を単独渡航するようなつもりで、命をロス多めで削って書いているので、その必死さが宿っているなら嬉(うれ)しい。『宝島』を書いたのは沖縄の戦後史をサーガ(叙事詩)のように体験したいという思いからです。そういう小説を僕自身も読みたかった。登場人物たちは僕にとってほぼ実在の人物になっています。沖縄へ行くと、彼らの地元に来た感覚になる(笑)。どこかですれ違うんじゃないかって」
 『宝島』は直木賞をはじめ3賞を受賞。9月に映画も公開されました。新刊『英雄の輪』では、『宝島』に関連する6編の物語が描かれます。

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