絵・見山博
17世紀のフランスに、ラ・フォンテーヌという詩人がいた。ラ・フォンテーヌはギリシャのイソップの寓話(ぐうわ)を、流麗(りゅうれい)な、格調の高いフランス語に翻訳した。登場するのはヒツジや、オオカミや、ロバやライオン、それにキツネやカラスなどだが、セミやアリやコオロギのような昆虫もそのなかに混じっている。
みんな擬人化されていて、人間のように話すから、当時の人間社会を反映し、風刺するものとなっている。それを見ると、人間は今も昔もあまり変わらないようだ。
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【11月2日号】
絵・見山博
17世紀のフランスに、ラ・フォンテーヌという詩人がいた。ラ・フォンテーヌはギリシャのイソップの寓話(ぐうわ)を、流麗(りゅうれい)な、格調の高いフランス語に翻訳した。登場するのはヒツジや、オオカミや、ロバやライオン、それにキツネやカラスなどだが、セミやアリやコオロギのような昆虫もそのなかに混じっている。
みんな擬人化されていて、人間のように話すから、当時の人間社会を反映し、風刺するものとなっている。それを見ると、人間は今も昔もあまり変わらないようだ。
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