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日曜版  |  記事

「無断合祀」取り消し求め韓国遺族が提訴
靖国に魂まで閉じ込められて
名前も奪われ、望まない戦争に徴集され戦死

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提訴を前に「侵略神社靖国は合祀を撤回せよ!」と行進する原告と弁護団、支援者ら=9月、東京地裁前

都合よく利用し、都合よく排除する―。植民地下の民族差別はいまも続いています。日本の侵略戦争に「日本人」として徴集され、戦死した朝鮮人は戦後、「日本人」として靖国神社に合祀(ごうし)されました。合祀取り消しと謝罪・賠償を求め、韓国の遺族6人が日本政府と同神社を相手に日本で裁判を起こしました。
 本吉真希記者

 東京地裁に提訴(9月19日)した韓国の朴善燁(パク・ソニョプ)さん(56)。中国で非業の死を遂げた祖父・朴憲泰(パク・ホンテ)さんの合祀取り消しを求めます。訴状によると、祖父は日本の「陸軍軍人」として徴集され、1944年12月19日に戦没。59年4月6日、遺族に知らされないまま、祭神名「中原憲泰」で勝手に合祀されました。名前の末尾には「命」(みこと=神の尊称)が付されています。
 孫の朴さんは提訴後の記者会見で訴えました。「被害者は望まない戦争に駆り出され、望まない死に至った。その戦争の被害者が、なぜ加害者の論理で靖国神社に合祀され続けているのか、私には理解できない」

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