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日曜版  |  記事

文学座公演「華岡青洲の妻」 自ら全身麻酔の“実験台”に
妻役 吉野実紗さん
日陰に生きた女性 美しく

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吉野実紗さん(撮影・石塚康之)

壮絶な「妻と母の争い」の後に切なさが残ります。世界初の全身麻酔手術成功の裏にあった女性の葛藤を描く文学座公演「華岡青洲の妻」(作/有吉佐和子)。妻・加恵役の吉野実紗さんに魅力を聞きました。

 江戸後期、紀州の華岡家。加恵(吉野)は京都で遊学する雲平(青洲、釆澤靖起)の母・於継(おつぎ=小野洋子)に請われて嫁ぎ、仲良く布織りで学資を送ります。でも雲平が戻ると於継は冷淡に。加恵は怒りを燃やし、麻酔薬完成のため於継と先を争い実験台に。
 「結婚するって怖いなと思いました(笑)」と吉野さん。村人たちは母娘の献身を美談にしますが、加恵は晩年、それを拒むようにひっそりと生きます。

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