記者会見する田村智子委員長=10月24日、国会内
田村委員長が批判
「国民の暮らしの苦しさも、政治に対する怒りも意に介さず、大軍拡に突き進む宣言だ」―。自民・維新連立政権発足後、初の臨時国会で高市早苗首相が行った所信表明演説(10月24日)を、日本共産党の田村智子委員長は厳しく批判しました。
自民党の裏金問題は、昨年の総選挙、7月の参院選で自民大敗の要因となり、26年にわたる自公連立政権を崩壊させるまでに至りました。しかし、高市首相は裏金問題に一切言及せず“終わったこと”にする無反省ぶりをあらわにしました。
国民が求める物価高対策でも国民の声を無視しました。自民党が参院選で公約に掲げた「2万円の給付金」は「国民の理解は得られなかったから実施しない」とのべる一方、国民が強く求めた消費税減税には一言もふれませんでした。
高市首相が声高に叫んだのは、参院選で自民党が一言も言わなかった“大軍拡の前倒し”です。
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