米原子力空母「ジョージ・ワシントン」で演説するトランプ米大統領(右)と高市早苗首相=10月28日、神奈川県横須賀市(AFP時事)
トランプ米大統領と高市早苗首相は10月28日に東京・元赤坂の迎賓館で会談しました。トランプ氏は、高市政権が軍事費を2025年度中にGDP(国内総生産)比2%にする方針を示していることなどを念頭に「(日本は)軍事力の増強を図っている」と評価。「米国にはベストな戦闘機、ミサイルがある」とし、さらなる米国製兵器の調達を進める高市政権の姿勢に「感謝」を表明しました。
お世辞と贈り物でごますり
「高市氏はお世辞と贈り物の組み合わせでトランプ氏に働きかけた」
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は首脳会談での高市氏の卑屈な姿勢をそう速報しました。
22年に閣議決定された安保3文書は、27年度に軍事費とその関連経費を合わせGDP比2%にする目標を定めていました。日米首脳会談に先立つ所信表明演説で2%を25年度中に前倒し実現する方針を表明していました。トランプ氏の軍拡要求に応えたものです。
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