末吉地区の住民らの避難所となっていた「海・山・暮らし館」。台風の影響で土石流が発生し、木々が流れ込む甚大な被害が出ました。(住民提供)
台風22号と23号が相次いで接近した八丈島(東京都八丈町)では甚大な被害が出ました。近年、日本各地で起きている「経験したことのないような」豪雨・暴風被害は温暖化の中でいつどこで起きてもおかしくない状況だ、と専門家も警鐘をならします。
田中智己記者
空港を降り、島内を車で走っていると屋根や壁が剥がれ落ちた建物の姿が至る所で見えました。中には、風に押しつぶされ崩れた家屋もあります。
同町大賀郷地区に住む佐々木喜代一さん(82)は、全壊した家屋を見つめながら「一応、写真だけは撮っておかないと」とつぶやきます。
島を襲った台風22号の強風にあおられ自宅は崩壊しました。佐々木さんは「風がきて、(窓ガラスが)バリンっていったから危ないと思ったけど、外に出られなかったんですよ。雨が強くて」と振り返ります。
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