広大なウスチュルト台地で愛猫マルスと宿を営む夫婦
国違っても人って同じ
白石あづささん(ライター&フォトグラファー)が出版した『中央アジア紀行 ぐるり5か国60日』が話題を呼んでいます。どんな本? 話を聞きました。
西條正人記者
アジアとヨーロッパをつなぐシルクロード。その国々を2カ月間歩いた紀行文と写真です。
訪ねたのは中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギス。中国の西側に位置し、「スタン」は「国」を意味します。
19世紀後半、ロシア帝国に征服され、旧ソ連の支配下に置かれましたが、ソ連崩壊後に独立しました。
日本とはなじみが薄い印象ですが、たとえばキルギスは―。
「『NARUTO』など日本のアニメは人気です。“キルギス人と日本人はかつてシベリアで暮らしていた兄弟で、肉好きはキルギスへ、魚好きは日本に行った”という伝説もあります。顔も日本人に似ています」
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