
豊かな用水を利用した水車型小水力発電=富山市
日本政府は、原発や石炭火力にしがみつき、再生可能エネルギーを後景におしやっています。いま、水資源の豊富な日本で、地域密着の再生可能エネルギーである小水力発電が注目されています。その現状と可能性について、全国小水力利用推進協議会代表理事で富山国際大学の上坂博亨(うえさか・ひろゆき)教授に聞きました。
栗田敏夫記者
全国小水力利用推進協議会代表理事・富山国際大学教授 上坂博亨(うえさか・ひろゆき)さん
厳格な定義はありませんが、「小水力発電」は、最大出力1000キロワット未満のものです。
地域住民などが主体となって進める事業は買い取り価格が有利な300キロワット未満が多いですね。
小水力発電は、水が一定量あり高低差・落差があれば、大規模な開発もダムのような設備も必要ありません。発電時に二酸化炭素を排出しない環境に優しく、身近で取り組みやすい再生可能エネルギーです。
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